農家さん紹介

farmer

中村農園

住所:東京都八王子市上恩方町


上恩方の“夕やけ小やけふれあいの里”近くに広い畑をお持ちの中村農園さんに伺いました。
ブルーベリーの摘み取りが有名で、多くのメディアに紹介されています。

7月中旬~9月の初め頃はブルーベリーの最盛期で、摘み取りには毎年たくさんの人手が必要になります。また、10月末から11月初めはキーウィフルーツの収穫が楽しめます。


美味しいブルーベリーを育てる為には 、 花芽のとき、一旦10度以下の低温にならないと生理障害をおこすようで、その時期に気温が高すぎると成長ホルモンが頻繁にでてしまう。

「農業は自分の経験だけが頼り、と思っている人がいますが、科学や気象学の知識も必要です」と中村さんはおっしゃっています。
そして草生栽培にもこだわりがあります。
草生栽培とはブルーベリーの木の根元の雑草は根を残して上草だけを刈り取ること。刈り取られた根から雨水が浸透し、微生物が増えてその微生物を栄養分としてブルーベリーはおいしく育ちます。

今年初めてブルーベリーの摘み取りを体験しました(訪問者)
高さが2mある木には青い実がびっしりとなっていました。
「木によって味が違うので、味見をしながら実が大きく傷がないものを選んでください」とアドバイスを頂き、かごを片手にさっそく収穫しました。

酸味が強いものや甘味が高いもの・・・完全に熟した黒い実は砂糖のような強い甘みが口の中に広がりました。“ジャム用には、甘い実だけでなく、甘酸っぱい実も入れると美味しくなる”とコツを教わりました。

有名な農家さんに栽培方法を学び、自分の畑に取り入れても育たない場合がある。一部良いところだけを取り入れても自分の畑に合うとは限らない。土や肥料気温などすべての条件が同じでないと同じものはできない。
だから、自分の畑に合った栽培方法を自分で研究し、考え、経験を積み重ねて 上等なブルーベリーを沢山収穫できるように努めてきた。

このお話は印象に残りました。

~中村さんからのメッセージ~
「農地は自然のダムだ」山と畑(畝)が大雨などの被害から守って  くれている。農地を守ることが国を守ること 。



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