農家さん紹介

farmer

谷津農園


道の駅近くに畑をお持ちの谷津農園さんに伺いました。


すずしろ22では主に夏の時期、桑の葉を収穫するお手伝いをしています。
午前6時頃から収穫が始まり、日差しの強い中、近隣にお住いの方々や学生さん達もボランティアで参加しています。
約1ヘクタールある広大な畑には、大きいもので3mはある桑の木が、傾斜地に沿って植えられています。 収穫する際は、葉が大きく濃い緑色で、地面から近くない葉(雨で跳ね返った土がつくため)を選びます。
1枚1枚手作業で摘み取っているので、葉を傷つけることがありません。 新鮮なまま創輝(株)さんの工場に運ばれ、加工・洗浄を行い、「桑の葉パウダー」として販売します。


桑の実(マルベリー)ほど馴染みがないかもしれませんが、葉には鉄、カルシウム、マグネシウムなどの栄養が豊富に含まれていて、水やお湯に溶かしてお召し上がり頂けます。
苦味はなく味は緑茶に似ていて、飲んだ後かすかに桑の香りが漂います。 桑の葉は谷津農園さん以外の農家さん(八王子市内)と協力して農薬を使わずに育てています。
今年は(2016年)八王子市市政誕100周年を迎え、その記念としてNPO法人に桑の実を提供し“桑の実ジャム”を作りました。


谷津さんからお聞きして初めて知ったことがあります。桑は雌雄両方を持っていて、葉を収穫したいときは雄に育て、実を収穫したい場合は雌として育てるそうです。驚きました。


ご自宅近くにはトマト、ズッキーニ、いんげん、アスパラガスなど多種類の野菜が育った畑や、おたまじゃくしのいる田んぼを見せて頂きました。
右の写真は、その田んぼで、足がはえているのもいました。


田んぼの隣ではトマトのハウス栽培をしています。土はカラカラに乾いてヒビが入っています。これが糖度をあげる秘訣だとおっしゃっていました。
5月になると最盛期になります(撮影をしたのは6月中旬だったので、実はほとんど収穫されています)。



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